気ままにウィーン

おもにウィーンやドイツ語圏について気ままに呟きます。

ドイツ国際平和村にくる子ども達の病気や怪我

ドイツ国際平和村にいる子ども達は、皆んな病気や怪我を抱えています。

おもなものは、骨髄炎、骨・関節の異常、やけど、泌尿器系の病気、地雷などによる怪我、口唇口蓋裂などです。

 

地雷などで飛ばされ、腕の肘から先がない子どもがいました。

そんな子どもに対して平和村で行われる治療で、クルッケンベルグ法と呼ばれるものがあります。それは、肘から先の骨と筋肉を2つに分けて、物をつかめるようにする方法です。肘から先の、残ってる部分が短い子どもでも、骨を伸ばす事が出来るので、この方法が可能です。

なぜ、平和村が義手ではなくこの方法を取っているのか?

その理由は、高価な義手を作っても、国に帰って壊れてしまって、使えなくなってしまう場合があるからです。

 

やけどを負っている子どもも多かったです。

それは、質の悪い油などを使っていたり、設備が悪かったりなどによるガス爆発が原因の場合が多いそうです。

例えば、アンゴラの主要産業は石油やダイヤモンド、ウズベキスタンの主要産業は石油、天然ガスウランなどですが、いいものは全て輸出用にされ、一般の人は質の悪いものを使っていたりする事がほとんどです。

とても愛くるしいアフガニスタンの2歳の女の子がいました。彼女は頭頂部の髪の毛がありません。顔も半分やけどの跡があります。そればかりか、指は左手の指が3本しかありません。それでも、いつも愛くるしい笑顔を私に向けて、私の名前を呼んでくれました。かまってあげられない時の拗ねた顔もはっきりと覚えています。彼女は、そして大変努力家です。3本しかない指で、起用にスプーンやフォークを使って食事をします。また、着替えも出来る限りひとりで頑張ります。しかし、なかなか完全には出来ません。彼女は、この先も誰かの助けを得て生活していく事になるでしょう。私は、彼女の笑顔がいつまでも続く事を願っています。彼女は何も、悪い事はしていないのだから。

 

先天的なものでは、鼻の下から上唇までが生まれつき裂けている口唇口蓋裂の子どもも治療にきていました。これは、日本でもあまり珍しい事ではなく、赤ちゃんのうちに治療出来るものです。しかし、アンゴラでは治療出来ず、平和村にくるのです。

 

生まれつき排泄するところが塞がっている子ども、膀胱の壁がなくてお腹のところから尿が出っぱなしになっている子どもが何人もいました。そんな子ども達は、大きな子どもでもパンパースが必要だったり、お腹のところにストマボイテルという人工肛門にあてる袋をつけたりしています。

初出勤の日に、一番最初に「やってみて!」と言われた仕事が、ビニールの使い捨て手袋を着用して、このボイテルから便を抜いて空っぽにしてあげる事でした。ある程度溜まってきたら、抜いてあげないと重さで剥がれてきてしまいます。そうなると、子どもは服が汚れて不愉快な気分になるし、職員はその度に子どもをシャワーに連れて行かなければならず、大変でした。