気ままにウィーン

おもにウィーンやドイツ語圏について気ままに呟きます。

うたかたの恋②

写真は、王宮家具博物館にあるルドルフがステファニーと結婚した時に作らせた「トルコの部屋」の再現とステファニーの写真。

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ルドルフと結婚したベルギー王家第2王女ステファニー。

ルドルフとマリーの心中事件により、彼女は皇后となる望みを断たれ、夫のスキャンダラスな死に方のせいでウィーン宮廷から遠ざかる事を余儀なくされ、ハンガリー貴族のローニャイ・エレメール伯爵と身分違いの再婚をした。

 

ステファニーあての皇太子ルドルフの遺書、本文と日本語訳。(遺書のコピーをマイヤーリンク狩猟の館で見ることが出来ます。)

 

Liebe Stephanie!

Du bist von meiner Gegenwart und Plage befreit.

Werde glücklich auf Deine Art

Sei gut für die arme Kleine, die das einzige ist, was von mir übrig bleibt.

Allen Bekannten, besonders Bombelles, Spindler, Lautour, Szögyeny, Gisela, Leopold etc. etc. sage meine letzten Grüße. 

Ich gehe ruhig in den Tod, der allein meinen guten Namen retten kann. Dich herzlichst umarmend. 

Dein liebender 

Rudolf


(日本語訳)

ステファニーへ。

あなたは、私の現在と苦しみから解放された。あなたのやり方で幸せになりなさい。私に唯一残された、かわいそうな子供たちによくしてやってほしい。

Bombelles、Spindler、Latour、Szögyeny、Gisela、Leopoldなどなどに、私の最後の挨拶を伝えてくれ。

私は静かに死に向かう。この死だけが、私の良い名前を救う事が出来る。あなたを心から抱きしめて。

あなたを愛している

ルドルフ